去年12月、大阪市港区でストライキに協力しなかった運送会社に対しセメントの出荷業務を妨害するなどしたとして、関西の生コンクリート業界の労働組合トップらが逮捕されました。
労働組合「連帯ユニオン関西地区生コン支部」の執行委員長・武建一容疑者(76)や執行委員の西山直洋容疑者(50)らあわせて4人の男が21日、威力業務妨害の疑いで逮捕されました。
怒号が飛び交う中、トラックの前に立ちはだかる大勢の男たち。
去年12月、大阪市港区のセメント出荷施設での出来事です。警察によりますと、武容疑者らはほかの組合員と共謀し、ストライキへの協力に応じなかった運送会社に対し、セメントの出荷を妨害するなどした疑いがもたれています。
武容疑者は今年8月、滋賀県内の工場増築工事をめぐる恐喝未遂事件で逮捕・起訴され公判中でしたが、今回の事件についても関与の疑いが強まったとして、再逮捕されました。
警察は武容疑者らの認否を明らかにしていませんが、組合トップの武容疑者が妨害活動を指示し、西山容疑者らが組合員に伝達したとみて実態解明を進めています。
2018/11/21 19:13